Android市場のセキュリティ対策ソフトシェアでトップ3を目指す - エフセキュア桜田氏
エフセキュアは、Android向けセキュリティ対策ソフトの提供を開始した。同社は記者会見で、多面的な販売戦略を明らかにし、今後の目標などを発表した。
同社のAndroid向け製品は、ウイルス対策や紛失時の情報漏洩対策、ペアレンタルコントロールなどを備えており、同社では手はじめに個人向け製品「エフセキュアモバイルセキュリティ for Android」を発売。法人向け製品やサービス事業者向け製品についても展開していく。
同社代表である桜田仁隆氏は、Android搭載端末について「端末を入手した時点からパソコンと同じ脅威にさらされる」と指摘し、セキュリティ対策の重要性を強調。約3割を占めるスマートフォン以外のAndroid端末も視野に製品を投入していくと述べた。
具体的な販売戦略としては、個人向け製品を、同社オンラインサイトやパートナーサイト経由で販売するほか、機能を限定した無償版を用意し、利用者の拡大を図る。
またキャリア向けにオプションによる提供や端末への組み込み製品として提案するほか、カーナビをはじめ、携帯電話以外のAndroid端末への組み込み需要を狙う。
さらに法人向けソリューションベンダーや携帯ショップとの連携など、多面的に展開するとしており、国内Android市場において上位3社を目指すという。
エフセキュア代表の桜田仁隆氏
(Security NEXT - 2011/05/12 )
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