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Linuxカーネルの脆弱性に対する攻撃が発生 - 米当局が注意喚起

米サイバーセキュリティインフラストラクチャセキュリティ庁(CISA)は、Linuxカーネルの既知脆弱性が悪用されているとして注意喚起を行った。

現地時間2025年2月5日に「CVE-2024-53104」を「悪用が確認された脆弱性カタログ(KEV)」へ追加したもの。米行政機関へ指定期間以内に対策を講じるよう求めるとともに、広く注意を呼びかけた。

同脆弱性は、Linuxカーネルに含まれる「USB Video Class(UVC)ドライバ」に明らかとなった域外メモリへ書き込みが生じる脆弱性。権限の昇格が可能となる。

同脆弱性に関しては、Android Open Source Projectがセキュリティアップデート「パッチレベル2025-02-05」を公開した際、標的型攻撃に同脆弱性が悪用されている兆候があるとの報告を行っていた。

(Security NEXT - 2025/02/06 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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