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使用して気がつく「生体認証」の利便性 - IPAが報告書

生体認証の種類としては、指紋認証が73.9%でもっとも多く、指静脈認証が19.7%、手のひら静脈認証が15.9%で続いている。生体認証を利用する前は、42.5%が「安全そう」との印象を持っており、「便利そう」の28.6%を大きく上回っている。

一方利用後に「安心感を感じる」が36.5%、「便利さを感じる」が31.2%、「便利さと安心感の両方を感じる」が21.5%と利便性に気がつくケースが目立った。

利用にあたり不安に感じる点としては、別の用途に利用される不安が28.3%と3割近くに上っている。漏洩への不安を感じるユーザーが21%で、特にないとするユーザーは50.4%と約半数だった。

利用前に不安を感じていた回答者は9%だったが、利用後に不安が払拭された理由を尋ねたところ、83.3%は「使っているうちになれた」と回答したという。

(Security NEXT - 2011/05/09 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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