個人情報含むUSBメモリを紛失、拾得され発覚 - 近畿大工業高専
近畿大学工業高等専門学校は、個人情報が保存されたUSBメモリを一時紛失したことを明らかにした。USBメモリは3日後に発見されている。
同校によれば、教員が2023年12月8日に、氏名や電話番号、生年月日、メールアドレス、テストの成績などのべ2744件の個人情報が保存されているUSBメモリを一時紛失したもの。学生1207人に関する情報のほか、保護者446人、同校の教員12人に関する情報が含まれる。
同日夜、同教員は紛失へ気が付き、探索するも同校へ報告しておらず、同月11日に別の教員が同校の教職員駐車場でUSBメモリを拾得したことから問題が発覚した。被害の報告などは受けていない。
同校では、2023年度より教職員によるUSBメモリの利用を原則禁止しており、やむを得ず使用する場合は申請の上、暗号化機能や生体認証機能などを利用するよう定めていたが、USBメモリの利用にあたって申請はなく、パスワードも設定されていなかった。
同校は対象となる学生や保護者に経緯を報告して謝罪し、教員を厳重注意処分とした。今回の問題を受け、ガイドラインの徹底、講習会や研修の実施などを行い、再発の防止を図るとしている。
(Security NEXT - 2024/01/09 )
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