ソニーのPC向けゲームサービスにも不正アクセス - 約2460万件のアカウント情報流出の可能性
ソニーは、4月26日にオンラインゲームサービス「PlayStation Network」やコンテンツ配信サービス「Qriocity」における不正アクセス被害を発表しているが、これとは別に同社グループ会社が運営するほかのシステムについても攻撃を受け、顧客情報が漏洩した可能性があることを明らかにした。
不正アクセスを受けた疑いがあるのは、米国カリフォルニア州サンディエゴにあるSony Online Entertainment(SOE)が運営するPC向けオンラインゲームのシステム。ソニーによれば、4月16日から17日にかけて不正アクセスを受け、利用者の個人情報が外部へ流出した可能性があるという。
調査の結果、「氏名」や「住所」「電話番号」「メールアドレス」「性別」「生年月日」「ログインID」「ハッシュ化されたパスワード」など約2460万件のアカウントの流出した可能性があることが判明。
さらに2007年当時における米国以外の在住者に関する約1万2700件のクレジットカードやデビットカードの番号、有効期限のほか、オーストリア、ドイツ、オランダ、スペイン在住者の約1万700件のダイレクトデビットカードに関する氏名や住所、口座番号、口座名義などの購入履歴に関する情報が不正に取得されたおそれがあるという。
SOEは、サービスに関連するサーバーを停止。システムにおけるセキュリティシステムの確認や対策強化を取り組んでいるという。また関連する顧客に対してメールで連絡を取っている。
(Security NEXT - 2011/05/03 )
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