MS、17件のセキュリティ更新プログラムを公開 - 64件の脆弱性を解消
日本マイクロソフトは、4月の月例セキュリティ更新プログラム17件を提供開始した。今回公開したプログラムにより、「Windows」に関する45件や「Office」に関連する14件など、あわせて64件の脆弱性を修正した。
深刻度がもっとも高い「緊急」のプログラムは9件。同社によれば、なかでも重要とされるプログラムは、「MS11-018」「MS11-019」「MS11-020」の3件で、いずれも脆弱性が悪用された場合、リモートでコードが実行されるおそれがある。
「MS11-018」は、「Internet Explorer」の累積的なセキュリティ更新プログラム。メモリ破壊や情報の漏洩など、5件の脆弱性を解消している。
そのうちオブジェクト管理におけるメモリ破壊の脆弱性「CVE-2011-1345」については、悪用が確認されているほか、「MSHTML」のメモリ破壊の脆弱性「CVE-2011-0346」についてもすでに公開されている。
(Security NEXT - 2011/04/13 )
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