Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

韓国主要サイトへのDDoS攻撃が収束 - 日本国内への攻撃は確認されず

韓国において、3月4日に発生した主要サイトをに対する大規模なDDoS攻撃は、収束に向かっている。

問題のDDoS攻撃は、韓国内のP2Pサイトなどで拡散したマルウェアへ感染したパソコンから韓国内の政府機関や公共機関、企業などを狙った大規模な攻撃が発生したもの。40サイトが攻撃対象となった。

アンラボによれば、3月4日以降、DDoS攻撃自体は沈静化して収束に向かっているが、マルウェアが証拠を隠滅するため、感染したパソコンのデータを破壊しており、同社では駆除ツールの提供を行う予定。

また今回のDDoS攻撃について、日本国内を対象とした攻撃や、日本国内のユーザーに対するマルウェアの感染活動は、8日の時点で確認していないという。

(Security NEXT - 2011/03/08 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

2Qはインシデントが約8.5%増 - フィッシングが増加
5月のDDoS攻撃観測件数、前月から18.4%増 - IIJ報告
4月のDDoS攻撃、54Gbps超の攻撃を観測 - IIJレポート
3月のDDoS攻撃件数、前月から2割減 - IIJレポート
新「NOTICE」がスタート、脆弱性ある機器も注意喚起対象に
2024年1Q、フィッシングサイトが増加 - サイト改ざんやスキャン行為は減少
2月のDDoS攻撃件数、前月の約1.2倍に - 71Gbps超の攻撃も
1月のDDoS攻撃件数、前月比29%増 - IIJレポート
国際作戦で「LockBit」の一部関係者を逮捕 - 復号鍵など押収
2023年12月のDDoS攻撃、前月比3割減 - 規模も縮小