MSの一部マルウェア対策製品に脆弱性 - 「MSRT」にも影響
マイクロソフトは、同社マルウェア対策製品に脆弱性が見つかったとして、アップデートの提供を開始した。
同社の一部マルウェア対策製品に搭載されている「Microsoft Malware Protection Engine 1.1.6502.0」および以前のバージョンに脆弱性「CVE-2011-0037」が見つかったもの。
「悪意のあるソフトウェアの削除ツール」や「Microsoft Security Essentials」をはじめ、「Windows Live OneCare」「Microsoft Windows Defender」「Microsoft Forefront Client Security」「Microsoft Forefront Endpoint Protection 2010」が影響を受ける。
細工したレジストリキーを作成し、その後システムをスキャンした場合、特権の昇格が発生する可能性がある。脆弱性を解消する更新プログラムは、マルウェアの定義を更新する際、一緒にインストールされる。
脆弱性は非公開で同社へ報告されており、悪用されたなど被害は報告されていないという。同社では、30日以内に安定した攻撃コードが登場するおそれがあるとしている。
(Security NEXT - 2011/02/24 )
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