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IANAが最後のIPv4アドレスの割り振り - 国内は2011年中盤にも枯渇か

2011年2月3日にIANAにより最後のIPv4アドレスブロックが割り振られ、IANAにおけるIPv4アドレスが枯渇した。

約1678万のアドレスがAPNICに対して2月1日に割り振られたもので、最後の5ブロックを世界各地域のRIRに分配されたことにより、IANAの在庫がなくなったもの。

国内の需要に対しては、APNICの割り当てからJPNICへ引き続き分配が行なわれるものの、2011年の中盤に枯渇すると見られている。

ついに迎えたIPv4の枯渇を受け、IPv4アドレス枯渇対応タスクフォースでは、IPv6の導入を進める最低限の準備はほぼ完了していると説明。一方で本格的で具体的な対応は、短期間で完了するものではないとし、事業者などへIPv6対応への準備を呼びかけている。

同タスクフォースでは、すぐに一般ユーザーへの影響はでないとしているが、今後の事業者の動向へ注目するよう促している。

(Security NEXT - 2011/02/07 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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