Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

Cisco、アドバイザリ6件を公開 - 「NX-OS」などの脆弱性を修正

Cisco Systemsは、現地時間8月28日にセキュリティアドバイザリ6件を公開し、「Cisco NX-OS Software」など複数製品に明らかとなった脆弱性に対し、アップデートで解消したことを明らかにした。

重要度が4段階中、上から2番目にあたる「高(High)」とされる1件や、1段階低い「中(Medium)」とされるアドバイザリ5件を公開したもの。いずれも脆弱性の公表や悪用などは確認されていない。

「高(High)」とされる1件や「中(Medium)」とされる3件のアドバイザリは、同社が毎年2月と8月の第4水曜日に公開している「Cisco FXOS」「Cisco NX-OS Software」の累積した脆弱性へ対応したアドバイザリ。

重要度が「高(High)」とされるアドバイザリでは、「Cisco NX-OS Software」の「DHCPv6リレーエージェント」に判明したサービス拒否の脆弱性「CVE-2024-20446」について言及した。

デバイスに設定されたIPv6アドレスに細工したDHCPv6パケットを送信することで、認証を必要とすることなくプロセスをクラッシュささせ、サービス拒否を引き起こすことが可能だという。共通脆弱性評価システム「CVSSv3.1」のベーススコアは「8.6」と評価されている。

(Security NEXT - 2024/08/29 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

Palo Alto「GlobalProtect App」に無効化できる脆弱性 - Linux版のみ影響
「HashiCorp Vault」に複数の脆弱性 - 「クリティカル」も
プロキシサーバ「Squid」に深刻な脆弱性 - アップデートで修正
「Microsoft Edge」にセキュリティアップデート - 脆弱性1件を解消
先週注目された記事(2025年7月27日〜2025年8月2日)
「Chrome」にアップデート - セキュリティ関連の修正4件
デジタル人材育成施設でメールの誤送信が発生 - 群馬県
米当局、悪用脆弱性に6件追加 - SharePoint関連はランサムも悪用
「Apache httpd」のアクセス制御に脆弱性 - 条件分岐が常時「真」に
2Qの個人「サポート詐欺」相談は912件 - 検挙後に減少