Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

NTT東の一部ルータに脆弱性 - ファームウェア更新で修正

NTT東日本がインターネット接続サービス利用者向けに提供しているひかり電話対応ルータに脆弱性が明らかとなった。

脆弱性情報のポータルサイトであるJVNによれば、「PR-600MI」「RX-600MI」「PR-500MI」「RS-500MI」「RT-500MI」「RT-400MI」「PR-400MI」「RV-440MI」の8モデルにアクセス制限不備の脆弱性「CVE-2024-47044」が明らかとなったもの。

WAN側のIPv6アドレスを特定することで、WAN経由で設定画面にアクセスすることが可能になるという。

ログイン画面にアクセス可能であることを一次的な影響と評価し、完全性や可用性への影響を「なし」として、共通脆弱性評価システム「CVSSv3.0」のベーススコアは「5.3」と評価されている。

logicalmixedの粟田敬司氏が情報処理推進機構(IPA)へ報告し、JPCERTコーディネーションセンターが調整を行った。7月から8月にかけてリリースされたファームウェアのアップデートで修正されている。

なお、NTT西日本からも同じモデルが提供されているが、「CVE-2024-47044」の影響は受けないという。

(Security NEXT - 2024/09/26 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

MS、6月の月例パッチを公開 - ゼロデイ脆弱性などへ対応
「Adobe Acrobat/Reader」に複数脆弱性 - アップデートで修正
「FortiOS」に複数脆弱性 - 権限の昇格やセッション管理不備など修正
「Chrome」に複数脆弱性 - セキュリティアップデートで解消
「Adobe Commerce」に緊急対応必要な脆弱性 - 「Magento」も注意
ATM取引情報が保存された外部記録媒体を紛失 - 苫小牧信金
県営住宅家賃滞納者情報含む一部督促状を誤送付 - 神奈川県
廃棄カルテが一般ゴミに紛れる、搬送中に飛散 - 薩摩川内市
職業性曝露事故の関係者情報含むUSBメモリが所在不明 - 秋田大病院
メルアカ乗っ取り被害、スパム送信の踏み台に - MaOI機構