「Waledac」が活動再開、国内含む1400台を超える規模に
スパム量の減少が伝えられるなか、「Stormボットネット」としても知られるワーム「Waledac」が、変化しながら再び活動を開始している。
2010年10月に大量のスパムを送信していたウェブサイト「Spamit」が閉鎖したことをきっかけに、スパムメールのボリュームは減少しているものの、シマンテックは2011年1月に入って、「Waledac」の亜種があらたな活動を観測しており、注意が必要だと指摘している。
同社によれば、同ワームはfast-flux型攻撃の特性を備えており、バージョンアップなど行いながら、短期間に攻撃の内容が変化しているという。
年明け当初は、グリーティングカードを利用し、新年の挨拶を装ったスパムメールを送信。不正サイトへ誘導するもので、ブラウザの脆弱性を利用して偽メンテナンスソフト「HDD Fix」をインストールさせようとする手口だった。
(Security NEXT - 2011/01/17 )
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