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10月の月例セキュリティパッチは過去最多となる16件 - ゼロデイ攻撃にも対応

また「MS10-082」は、「Windows Media Player」において細工されたページへアクセスし、「Windows」の既定ダイアログに対してクリックを行うと脆弱性が攻撃される脆弱性を解消している。

さらに「MS10-082」では、Windowsシェルやワードパッドに含まれる「COM検証」の脆弱性、一方「MS10-084」では、Windowsローカルプロシージャーコールの脆弱性で特権の昇格が発生する不具合を解決している。

「MS10-085」では、IISサーバにおいてSSLを有効にしたウェブサイトで、特殊なパケットによりサービス拒否が発生する「SChannel」の問題に対応している。

「MS10-079」「MS10-080」は、それぞれ、「Word」の脆弱性11件、「Excel」の脆弱性13件を解消するプログラム。細工されたファイルを開いた際にリモートでコードが実行される可能性がある。いずれも2002以降のバージョンに影響があるが、古いバージョンほど含まれる脆弱性の件数が多く、同社ではバージョンアップの検討も呼びかけている。

(Security NEXT - 2010/10/13 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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