10月の月例セキュリティパッチは過去最多となる16件 - ゼロデイ攻撃にも対応
一方「MS10-075」では、「Windows 7」や「同Vista」の「Windows Media Player」において、細工された「RTSPパケット」を受信したことによりコードが実行される問題に対応。
「Windows」のファイアウォールでは、既定で同パケットによるインターネット経由でのアクセスを禁止しており、設定変更など行っていなければ、攻撃元は同じサブネット内のみに限定されるという。
「MS10-076」も同じく深刻度は「緊急」とされているパッチ。細工したOpenTypeフォントをウェブサイトで公開することにより、閲覧者に対して攻撃できる不具合を解消した。
最後の1件となる「MS10-077」では、「.NET Framework」の問題を修正した。「XBAPs」を実行可能なブラウザで細工されたウェブページを閲覧した場合、コードが実行される可能性があった。またIISサーバとしても、ファイルのアップロードやコード実行を許可している場合も悪用される可能性がある。
(Security NEXT - 2010/10/13 )
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