Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

10月の月例セキュリティパッチは過去最多となる16件 - ゼロデイ攻撃にも対応

マイクロソフトは、10月の定例セキュリティ更新プログラムを公開した。深刻度「緊急」4件を含む16件のプログラムは過去最多で、すでにワームによる悪用が確認されている脆弱性の修正も含まれる。

10月は、16件のプログラムを通じて49件の脆弱性を解消しており、内訳は「Windows」における脆弱性が25件、「Office」の脆弱性が24件。「Windows」と重複する「SharePoint」の脆弱性2件にも対応している。また16件中5件で脆弱性が公表済みで1件は悪用が確認されている。

同社セキュリティレスポンスチームセキュリティスペシャリストの松田英也氏によれば、優先度が高いプログラムは、クライアント側の場合、IEの脆弱性へ対応した「MS10-071」、「OpenType」の処理に含まれる脆弱性「MS10-076」、および深刻度「重要」ながら、すでに悪用が確認されている「Windowsカーネルモードドライバ」の脆弱性を対処する「MS10-073」の3件。

(Security NEXT - 2010/10/13 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

「auひかり」向けのブロードバンドルータに複数の脆弱性
Apple、「iOS」「iPadOS」のセキュリティアップデートを公開
「Firefox 124.0.1」が公開、深刻な脆弱性2件を解消
ブラウザ「MS Edge」にアップデート - 9件の脆弱性を修正
Google、ブラウザ最新版「Chrome 123」をリリース - 複数脆弱性を修正
「GitHub Enterprise Server」に複数脆弱性 - アップデートが公開
Ivantiの複数製品に深刻な脆弱性 - 早急なパッチ適用を強く推奨
Atlassian、3月の月例アドバイザリを公開 - 脆弱性24件に対応
「Firefox 124」が公開、「クリティカル」含む脆弱性12件を修正
WordPress向け求人プラグインに脆弱性 - リモートよりコード実行のおそれ