証拠改ざんで大阪特捜検事が逮捕 - 注目集まるデータの「完全性」
厚生労働省の元局長が障害者郵便割引制度で不正に行ったとされた事件で、事件を担当した大阪地検特捜部の主任検事が、押収した資料を改ざんしていたとして証拠隠滅の容疑で最高検察庁に逮捕された。
同事件は、公判において証人が捜査段階での証言を覆し、結果無罪判決が出るなど、捜査手法に対する批判が出ており、そこへさらに責任者である主任検事が、押収したフロッピーの更新日の改ざんが発覚し、前代未聞のスキャンダルに発展した。
最高検が逮捕に乗り出すのは異例。容疑者は過失を主張しているが、改ざんを上司や同僚に話していたとの供述があったとの報道もあり、関係者に事情を聞くなど組織的な関与も含めて捜査が進めている。検察は元局長に対する上訴権をすでに放棄しており、無罪が確定した。
今回改ざんされたフロッピーは、証拠として公判で事実認定されておらず、改ざんの目的などは明らかになっていない。しかし元局長側にとっては、事件の矛盾を示すデータだったことからも深刻な問題だ。
(Security NEXT - 2010/09/27 )
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