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ICカード情報を不正操作した従業員を懲戒処分 - JR東

JR東日本は、Suicaなど同社のICカードに記録された入場情報を不正に操作していた従業員について懲戒処分を行ったと発表した。

本来運賃がかかる区間であるにもかかわらず、不正に窓口精算機で入場情報取消処理していたもので、区間外で入場した際に不正に入場した情報を取り消していたという。

不正操作には7人が関与し、利用額は7万1270円分。今回の自体を受け、同社は3人を懲戒解雇、2人は諭旨退職としたほか、残る2人に対しても出勤停止や減給を行った。また監督責任者3人に対しても訓告などの処分を行った。

同社では2009年4月から2010年3月までの1年間に入場を取り消したデータを抽出。従業員による不正処理の可能性がある乗車券についてカード発行時の情報など調べ、本人への聞き取り調査など実施して問題が発覚した。

(Security NEXT - 2010/09/17 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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