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ESETの一部定義ファイルに不具合 - Windowsフリーズのおそれ

キヤノンITソリューションズは、同社が販売するセキュリティ対策ソフト「ESET Smart Security」や「ESET NOD32」の一部定義ファイルに不具合があったと発表した。

2日に配信した一部定義ファイルに問題があったもので、適用した場合は「Windows」がフリーズし、操作できなくなったり、同アプリが利用する「ekrn.exe」においてアプリケーションエラーが発生するケースがあるという。

影響を受ける定義ファイルは、9月2日17時ごろより配布している「バージョン5417」と同日21時過ぎに配信した「同5418」。今回の不具合が原因で、同社には60件の問い合わせが寄せられている。

同社では不具合を回避する方法として、同日23時過ぎに配布した「バージョン5419」以降の定義ファイルを適用するよう、利用者へアナウンスしている。

(Security NEXT - 2010/09/03 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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