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Gumblarはゼロデイ攻撃に進化、IIS狙いのSQLインジェクション攻撃も

Gumblar攻撃は、未解決の脆弱性を狙ったゼロデイ攻撃へ進化する一方、IISサーバを狙ったSQLインジェクション攻撃による改ざんが6月以降頻繁に発生していることが、日本IBMの調査によりわかった。

日本IBMが、2010年上半期に世界9カ所で運営する監視センターで観測した状況を分析し、国内への影響などを中心にレポートとして発表したもの。

同社によれば、2009年末から年明けに拡大した「Gumblar.X」は収束。ウイルス感染後に誘導されるサイトで、国内IPからのアクセスが拒否されているのが原因だという。ただし攻撃は引き続き行われており、海外のIPアドレスを利用してる場合攻撃の対象となっているとして注意を呼びかけている。

また8080番ポートを利用したGumblar攻撃は、あらたな脆弱性の判明とともにゼロデイ攻撃が発生するなど進化。攻撃の成功率が高いアプリケーションは、「Adobe Reader」「同Acrobat」で、次はJavaの実行環境である「JRE」だった。闇市場におけるドライブアバイダウンロード攻撃のツールの流通も確認されている。

ウェブ改ざんを目的とした攻撃としては、IISサーバを狙ったSQLインジェクション攻撃が目立っており、同社では6月7日以降1週間あたり1000回を越える攻撃を2度にわたって観測している。IDSやIPSによる検知の回避を狙ったと見られる「HEADメソッド」にSQL文を挿入していた。またデータベースへ不正サイトへ誘導する「JavaScript」を埋め込み、「Adobe Flash Player」に対するゼロデイ攻撃が行われていたという。

(Security NEXT - 2010/08/03 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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