「ヘルプとサポートセンター」のゼロデイ攻撃は1万件 - 国内で攻撃発生するも海外が中心
マイクロソフトは、Windowsの「ヘルプとサポートセンター」機能に見つかった脆弱性に対する攻撃について、約1万件を確認していることを明らかにした。
「Windows XP」や「Windows Server 2003」において、同機能のURLの検証機能に脆弱性が含まれており、不正なウェブページを閲覧した場合に、コードが実行されるおそれがある。
同社では6月11日にアドバイザリを公表。7月14日にセキュリティ更新プログラムで対応した。ゼロデイ攻撃も確認されており、国内ではJPCERTコーディネーションセンターをはじめ、専門家などが注意喚起を実施している。
同社セキュリティレスポンスチームチーフセキュリティアドバイザーの高橋正和氏によれば、6月30日ごろまで攻撃の中心はポルトガルやロシアで確認されており、いったんは落ち着きを見せたが、以降はイギリスや米国で発生。パンデミックは発生していないものの、収束に向かう様子は確認されていない。日本では攻撃が確認されているが、件数は少ないとしている。
(Security NEXT - 2010/07/14 )
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