Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

複数病院の患者情報含むUSBメモリが所在不明 - 都精神保健福祉センター

東京都中部総合精神保健福祉センターで、医療機関の患者情報のべ1198件など保存した業務用USBメモリが所在不明になっている。

所在不明となっているのは、患者情報のべ1198件を保存していたUSBメモリ。76病院の患者情報936人分のデータが保存されており、氏名や住所、連絡先、診断名、入院先病院名、入院記録などが含まれる。このほか精神医療審査会委員55人分の連絡先なども記録されていた。

都によれば、7月7日13時30分ごろ、センター職員がUSBメモリを使用し、規定の保管場所に戻したが、19時ごろ別の職員が使用しようとしたところ、紛失していることに気が付いたという。センター内の捜索や職員への聞き取り調査を実施したものの見つかっていない。USBメモリには、パスワード認証機能を備えていたとしている。

同センターでは引き続き捜索を行うとともに、関係病院への説明と謝罪を進めている。また、USBメモリの管理方法を見直すなど、再発防止に向けた取り組みを検討する。

(Security NEXT - 2010/07/13 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

ユニフォームに個人情報入りメモリ、洗濯業者から回収 - 関越病院
個人情報含む記憶媒体紛失、教諭2人を懲戒処分 - 北海道
研究室に侵入者、個人情報をPCから持ち去りか - 北大
保健所のデータ受渡用USBが所在不明、管理記録に不備 - 沖縄県
保育所で卒園児情報含むUSBメモリが所在不明 - 北九州市
都立病院の患者情報流出 - 「USB拾得」との匿名文書が複数届く
小学校教諭が児童情報含むUSBメモリを持ち帰り紛失 - 紀の川市
生活困窮者の相談内容含むUSBメモリが所在不明 - 北九州市
国民健保の被保険者情報含むUSBメモリを紛失 - 草津市
児童情報含む私物USBメモリを紛失、小学校教諭を処分 - 北海道