Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

不正サイト誘導スクリプト2種が上位に初登場 - トップ10圏内に16種のウイルス

トレンドマイクロは、6月21日から6月27日にかけて国内で発見や感染の報告を受けたウイルスの状況についてとりまとめた。

今回の調査では、10位圏内に16種類が入るなど多様なウイルスの感染が確認されている。ランキングの首位は、前週から引き続き「WORM_DOWNAD.AD」。ただし前週2位だった「HTML_ALLAPLE.SML」は9位へと順位を落としている。

代わって2位や3位の上位に初登場したのが「JS_PEGEL」の亜種。いずれも不正サイトへ誘導するJavascriptで、21日に登場したばかりだった。「JS_PEGEL.C」はウェブサイトで実行され不正サイトへ誘導するもので、一方「JS_PEGEL.H」は、スパムや他マルウェア経由で広がっている。

そのほか同社が検知したウイルスのランキングは以下のとおり。

国内のウイルス感染および発見報告数(2010年6月21日から2010年6月27日まで)

1位:WORM_DOWNAD.AD
2位:JS_PEGEL.H
3位:JS_PEGEL.C
3位:CRYP_MANGLED
5位:TROJ_SASFIS.JFS
6位:TROJ_OFICLA.AC
6位:TROJ_DROPPER.POI
6位:TROJ_DROPPER.OHU
9位:MAL_XED-10
9位:MAL_PROLACO
9位:MAL_OTORUN1
9位:MAL_HIFRM
9位:JS_GUMBLAR.SMNY
9位:HTML_ALLAPLE.SML
9位:DAMAGED_ZIPFILE
9位:CRYP_FAKEAV-29

(Security NEXT - 2010/07/01 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

2023年上場関連企業による個人情報事故は175件 - TSR
個人情報漏洩時の謝罪対応、約3割がマニュアル化
自治体におけるマイナンバー取扱状況を公表 - 個情委
Pマーク事業者の事故報告は3048件 - 前年度比約15%増
「サイバーセキュリティ」認知度5割届かず - 3割弱が対策未実施
テレワークで機密情報の特例持出が増加 - ルール遵守、半数近くが「自己確認」のみ
2021年度の個人情報漏洩などの報告は6000件弱 - 4件に1件が不正アクセス
国内上場企業が優先対処したいリスク、上位に「サイバー攻撃」
中小企業の3分の1、直近3年間のセキュ投資ゼロ - 「必要性を感じない」
ソフト全般「脆弱性」対策の必要性、PC利用者で約6割が認知