MS、月例パッチ10件を公開 - 3件が「緊急」、組織で注意すべきプログラムも
また「MS10-035」では2月4日にアドバイザリが公表されたIEにおけるクロスドメインの脆弱性にも対処している。情報漏洩が発生する可能性がある脆弱性だが、現時点で悪用は確認されていないという。
これら3件のプログラムは、いずれもウェブサイトを閲覧した場合に影響を受けるため、同社では適用の優先度を3段階中もっとも高い「1」と設定しており、早急な対応が求められる。
のこるプログラムは深刻度が「重要」に設定されているが、「Microsoft SharePoint」の脆弱性を解消する「MS10-039」や、「IIS」向けのプログラム「MS10-040」については、比較的企業など組織へ影響が大きい脆弱性を解消するパッチとなっている。
「MS10-039」では、4月30日にアドバイザリが公表された「SharePoint」の脆弱性へ対応したもの。脆弱性はすでに悪用されている。ユーザーへ特別な細工を施したURLを送ることにより、操作を誘導することができる脆弱性を解消した。
(Security NEXT - 2010/06/09 )
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