MS、月例パッチ10件を公開 - 3件が「緊急」、組織で注意すべきプログラムも
一方「MS10-040」では、IISへ認証強化のモジュールを追加した特別な環境のみ影響を受ける脆弱性。HTTPリクエストに不正な文字列を挿入することでコードが実行することができる。
これら2製品の更新プログラムは、前回の配信より時間が経過しており、適用の際によく確認した上でアップデートしてほしいと同社では呼びかけている。
「MS10-032」は、すでに公開されている「Windows」のカーネルモードドライバの脆弱性により、特権が昇格する問題を解消した。脆弱性の悪用は確認されておらず、ローカル環境で攻撃プログラムを起動しなくてはならないため、深刻度は「重要」としている。
「Office」における「COM」の検証に脆弱性があり、不正なコンポーネントを埋め込んだファイルを開いた場合に攻撃を受けるおそれがある問題へ「MS10-036」にて対処している。ただし「Office XP」についてはプログラムが提供されず、「Fix It」を利用するなど別途対策を講じる必要がある。
(Security NEXT - 2010/06/09 )
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