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精神課医師が利用するUSBメモリが所在不明 - 都立病院

東京都立松沢病院において、患者の個人情報を記録した業務用のUSBメモリが所在不明になっていることがわかった。USBメモリにはパスワードが設定されているという。

同院精神科の医師が利用する個人情報を保存したUSBメモリが、5月1日に医局の共用パソコンで利用したのを最後に、所在不明がわからなくなっているもの。

同医師が5月4日にUSBメモリを保存していた机に入っていないことに気が付き、その後院内を探すものの発見できず、5月18日に庶務課へ紛失を報告した。さらに複数職員で探索を実施しているが発見できないという。

USBメモリには、同医師が担当する174人分の診療情報が保存されており、氏名や性別、生年月日のほか、病名や治療概要、投薬内容など含まれる。また薬剤の処方内容などを12人分の情報も記録されていた。二次被害の報告は受けていない。

またUSBメモリは、パスワードが設定されており、パスワードを一定回数以上誤って入力した場合データが利用できないよう設定されいると都では説明している。同院では、関連する患者に対して謝罪や説明などを実施する予定。

(Security NEXT - 2010/05/21 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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