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特定のIPやURLに対するフィッシング攻撃の増加傾向が続く - シマンテックスパムレポート

シマンテックは、3月のスパムメールの動向についてまとめた月例スパムレポートを発表した。フィッシング攻撃がメール全体に占める割合は3ポイント減少したものの、特定IPやURLへの攻撃数は引き続き増加している。

同レポートは、同社が調査用に用意した200万件のおとりアカウントを使用し、世界20カ国から収集したメールをもとにスパムに関する傾向を分析したもの。

レポートによれば、3月の全流通メールに占めるスパムの割合は89.34%で、2月の89.99%からわずかに減少した。ハイチやチリで発生した大地震を悪用したスパムは収束したが、イースターなど季節の行事に便乗したスパムは引き続き多くを占めている。

添付ファイル付きスパムの増加により、5Kバイトから10Kバイトのスパムが前月より10ポイント以上の増加を見せている。詐欺メールとフィッシングメールの全スパムに占める割合は17%で、2月から2ポイントの減少している。

(Security NEXT - 2010/04/16 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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