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約1.8%のサイトが「Gumblar改ざんサイト」 - 危険サイトの3分の1を占める

1月に目立った動きを見せたのが改ざんサイト。10月以降減少傾向にあり12月調査時は607件だったが、年明け後1カ月で1564件が検知され、件数ベースで約2.5倍の水準に達した。

チェックした件数に対する検出割合を見ても、約1.5%から約2.2%と上昇。また改ざんサイトの1248件は、いわゆる「Gumblar」が原因で12月の336件から3.7倍となり、チェックした全体の約1.8%が被害を受けていた。

「Gumblar」感染サイトの割合については、企業が75.9%と大半を占め次いで個人サイトが13.2%だった。学校の5%、アダルトの4.6%と続いている。また改ざん被害に遭っていたサイトの96.3%は、日本語ベースのサイトだった。

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企業が被害の中心だった(図:セキュアブレイン)

従来より検知される不正サイトにおいて大きな割合を占めてきたフィッシング詐欺サイトだが、2010年1月も前回調査の1158件から1534件へと増加した。ただし、チェック回数におえる検出割合を比較すると前回調査の約2.8%から約2.2%へと減少した。

(Security NEXT - 2010/02/23 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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