Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

「Adobe Reader」の深刻な脆弱性を解消するアップデートを公開

米Adobe Systemsは、2件の脆弱性を解消した「Adobe Reader」と「同Acrobat」のアップデートをリリースした。

今回のアップデートは、「バージョン9.3」と「8.2」および以前のバージョンに見つかった2件の深刻な脆弱性を解消するもの。

サンドボックスにおけるドメインの取り扱いにあたり、承認なくクロスドメインが行える脆弱性へ対処した。またアプリケーションがクラッシュさせ、外部からリモートでコントロールできる脆弱性についても解消している。

最新版となる「バージョン9.3.1」は「Windows」「Mac」「UNIX」向けに、「8.2.1」は「Windows」と「Mac」向けに提供する。同様の脆弱性が「Adobe Flash Player」にも含まれていたが、先行して2月12日にアップデートの提供が開始されている。

Security updates available for Adobe Reader and Acrobat
http://www.adobe.com/support/security/bulletins/apsb10-07.html

Adobe Systems
http://www.adobe.com/

(Security NEXT - 2010/02/18 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

「Ruby」に3件の脆弱性、アップデートで修正を実施
Node.js向けMySQLクライアント「MySQL2」に脆弱性
「GitLab」に複数脆弱性 - セキュリティパッチをリリース
国家関与のサイバー攻撃「ArcaneDoor」 - 初期侵入経路は不明、複数ゼロデイ脆弱性を悪用
「PAN-OS」の脆弱性侵害、段階ごとの対策を説明 - Palo Alto
国内でも被害発生、「ColdFusion」の既知脆弱性狙う攻撃
バッファロー製ルータに脆弱性 - パスワード取得、コマンド実行のおそれ
米政府、悪用が確認された脆弱性3件について注意喚起
「Cisco ASA」「FTD」に複数脆弱性 - ゼロデイ攻撃も発生
「Chrome」にアップデート - 「クリティカル」の脆弱性などを解消