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フィッシング対策として海外ではドメインごとリダイレクトする試み - 一方で対応の難しさも

同プログラムでは、フィッシングが配信されたドメインへアクセスした場合、同WGのウェブサイトへリダイレクトする。リダイレクト先のランディングページでは、問題があるサイトへアクセスしようとしたことをインターネット利用者へ警告するなど教育の要素も盛り込まれている。多言語に対応しており、日本語のページも用意されている。

一方でドメイン単位の停止へ、戸惑いの声や効果を疑問視する意見もある。聴講者からは不正アクセスが原因で正規サイトが改ざんされ、サイト運営者の意に反して一部にフィッシングサイトが設置された場合、正規サービスも含めドメイン全体が停止させられてしまう点について懸念を示す声も挙がっている。

(Security NEXT - 2010/02/10 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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