Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

MS、月例パッチ13件を公開し適用優先度も公表 - カーネルやSMBの脆弱性を解消

「Windows」におけるTCP/IPの脆弱性を解消する「MS10-013」では、IPv6に関連した脆弱性など4件を解消。不正なパケットを受信することで、コードが実行されるおそれがあるが、攻撃のタイミングや前提条件が必要となるため、攻撃の実行は難しいという。

「DirectShow」に関するヒープオーバーフローの脆弱性にも対処した。細工を施したストリーミングや動画再生など行うと影響があるもので、いずれもリモートでコードが実行される可能性がある。

今回、ActiveXの「Kill Bit」プログラムも「MS10-008」として提供されている。ブラウザからソフトの起動などを制限するもので、通常アドバイザリで提供しているが、今回はマイクロソフトの「Microsoft Data Analyzer」が含まれていたことから緊急とした。

サードパーティの製品では、各社からの要請で「Symantec WinFax Pro 10.3」「Google Desktop Gadget v5.8」「Facebook Photo Updater 5.5.8」「PandaActiveScan Installer 2.0」へ対応している。

(Security NEXT - 2010/02/10 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

「IBM AIX」のNIM関連機能に深刻な脆弱性 - アップデートで修正
「MS Edge」にアップデート - 「V8」の脆弱性を解消
米当局、「FortiWeb」の脆弱性悪用に注意喚起
「FortiWeb」に深刻な脆弱性 - すでに攻撃も
NECのHAクラスタソフト「CLUSTERPRO X」に深刻な脆弱性
Apple、脆弱性を修正した「iOS 18.7.2」「iPadOS 18.7.2」を公開
「Django」にSQLiやDoS脆弱性 - 修正版をリリース
「Dell Data Lakehouse」が脆弱性145件を修正 - 深刻な脆弱性も
マルウェア対策製品「Avast」「AVG」に深刻な脆弱性
DB管理ツール「pgAdmin4」に複数脆弱性 - 重要度「クリティカル」も