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ボット収集検体総数、種類いずれも増加傾向に - 国内で大量配布も

検体種類別ランキングを見ると、1位は「PE_VIRUT.AV」で、一部亜種が国内の複数IPから収集された。この亜種は感染すると「WORM_BOBAX.BD」をダウンロードさせる。そのため、「WORM_BOBAX.BD」が前月から約7000件の大幅な増加を見せ、ランキング3位に入った。

また、20日を境にランキング2位の「BKDR_VANBOT.RG」が激減し、代わって4位の「BKDR_NEPOE.DM」が増加するなど、上位5検体の動向に変化が見られた。いずれも海外特定サイトから収集されたもので、20日を境に配布する検体を変えたのではないかと分析している。

(Security NEXT - 2009/12/08 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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