Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

内部統制型や情報漏洩防止型セキュリティ製品市場は二桁の伸び - 民間調査

ミック経済研究所は、内部統制型や情報漏洩防止型のセキュリティソリューション市場について調査し、2013年までの中期予測についてとりまとめた。

同レポートは、主要ベンダー140社のセキュリティソフトとアプライアンスサーバの出荷金額を調査し、2007年度から2013年度までの中期予測を含めて分析。内部統制型や情報漏洩防止型のセキュリティソリューションを36分野に分類し、市場動向をまとめた。

レポートによると、同市場は2007年度が980億円強だったが、2008年度は前年比10.3%増の1080億円強へ成長。さらに2009年度は前年比12.2%増となる1215億円に達すると同社では分析している。

全36分野のうち21分野で二桁の伸びを見せており、そのなかでも特に成長率が目立っているのはシングルサインオンとアイデンティティ管理分野。

シングルサインオンパッケージの2008年度市場は、前年比14.4%増の93億7000万円。認知度の高まりや内部統制など社会的背景から、大手企業以外の企業ユーザーにも定着しており、今後も二桁の伸びを維持するとの見通しを示した。

またアイデンティティ管理パッケージの2008年度市場は、前年比20.3%の90億6000万円。日本版SOX法の施行に伴い、内部統制強化のための管理ツールとして浸透し始めているという。

(Security NEXT - 2009/07/28 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

省庁や独法などの攻撃対象領域保護を実施 - NISC
冊子発送先の個人情報を郵便局へ誤送付 - CCNC
2Qの脆弱性届け出は112件 - 前四半期から半減
高校生向けセミナーの申込フォームで設定ミス - 岩手県立大
6月のフィッシング、URL件数が過去最多を更新
障害はWindows端末の1%未満、重要サービスでの利用多く影響拡大
「OpenVPN」に「OVPNX脆弱性」 - 3月の更新で修正済み
CrowdStrikeによる障害、約850万台に影響 - あらたな復旧方法も準備中
「CrowdStrike」装う「フィッシング」や「偽修復ツール」に警戒を
先週注目された記事(2024年7月14日〜2024年7月20日)