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米韓DDoS攻撃ウイルスの無償駆除ツール - 感染PCにデータ破壊のおそれも

アンラボは、米国や韓国を対象としたDDoS攻撃を行う不正コードの無償駆除ツールを提供開始した。

攻撃対象は、韓国の主要機関や大手サイトなど13サイトにくわえ、同国以外の22サイトが指定されており、変更や追加が行われる可能性がある。

攻撃の踏み台として用いられているパソコンは、「Mydoom」の亜種をはじめ、「Downloader」や「Agent」など多重感染し、なかには感染したパソコンはデータが破壊するプログラムも含まれる。

ファイルの暗号化が行われたりMBRやパーティション情報、ファイルの破壊される。被害にあった場合は復元が難しいという。同社ではDDoS攻撃が持続的に発生する可能性が高いと指摘。駆除ツールによる対策を呼びかけている。

(Security NEXT - 2009/07/14 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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