9件の脆弱性に対応した「Firefox 3.0.9」が公開
Mozillaは、9件の脆弱性を修正した「Firefox 3.0.9」を公開した。重要度「最高」も1件含まれる。
今回の修正において重要度が4段階中もっとも高い「最高」とされる脆弱性は1件。ブラウザエンジンに存在するバグにより、特定の条件下で任意のコードが実行されるおそれがあるという。「Firefox」以外もMozillaベースのアプリケーションにおいて同様の影響があり、「Thunderbird 2.0.0.22」「SeaMonkey 1.1.16」で修正が行われている。
次に重要度が高い「高」の脆弱性は、「Adobe Flash」の処理おける不具合によりクロスサイトリクエストフォージェリなどの問題が発生するおそれがあった「MFSA 2009-17」や、任意のJavaScriptを実行できる「XMLHttpRequest」の不具合「MFSA 2009-19」など2件。
重要度「中」の脆弱性も2件含まれており、「MFSA 2009-16」では「jarスキーマ」の問題により、HTTPヘッダが無視される問題に対応。また「Refreshヘッダ」によりJavaScriptのURLへのリダイレクトできる脆弱性「MFSA 2009-22」にも対処した。
残り4件は重要度「低」の修正。悪質な検索プラグインによって任意のサイトにコードが注入される問題
をはじめ、埋め込みフレームを含むページを保存した場合にPOSTデータが異なるサイトに送信される脆弱性、スタイルシートとXBLバインディングの不具合、罫線文字と句読点が視覚的に紛らわしく、URLの偽装などに悪用される可能性などへ対応した。
Mozilla Japan
http://mozilla.jp/
(Security NEXT - 2009/04/23 )
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