Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

一太郎シリーズに脆弱性、不正プログラム実行のおそれ

ジャストシステムは、同社人気ワープロソフト「一太郎」シリーズに脆弱性が見つかったとしてアップデートの公開を開始した。不正利用の報告は受けていないという。

同社によれば、細工された文書を開いたり、インターネット上の文書をプラグインのビューアで閲覧した場合、任意のコードが実行され、パソコンが不正に操作される可能性があるという。

3月4日にJPCERTコーディネーションセンターから同社へ報告があり、今回対応したもので、同社では脆弱性を解消したアップデートを用意。ユーザーへへ導入を強く推奨している。

同シリーズでは、3月に別の脆弱性も明らかになっており、3月16日よりアップデートモジュールが公開されていた。

[JS09002] 一太郎の脆弱性を悪用した不正なプログラムの実行危険性について
http://www.justsystems.com/jp/info/js09002.html

ジャストシステム
http://www.justsystems.com/jp/

(Security NEXT - 2009/04/07 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

Google、「Chrome 142」でV8関連はじめ脆弱性20件を修正
ファイル転送ソフト「MOVEit Transfer」にDoS脆弱性 - 修正版公開
「VMware Tools」「Aria Operations」既知脆弱性、悪用事例の報告
米当局、「XWiki Platform」「Aria Operations」脆弱性を悪用リストに追加
組織の「ネット玄関口」狙う攻撃に注意 - 可視化や脆弱性対策の徹底を
米当局、「WSUS」脆弱性で対象サーバの特定や侵害監視を呼びかけ
「VMware Aria Operations」や「VMware Tools」に脆弱性 - 修正版を公開
「Kea DHCP」にサービス拒否の脆弱性 - アップデートが公開
「WordPress」のキャッシュプラグインにXSS脆弱性
プラネックス製モバイルルータ「ちびファイ4」に脆弱性