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国内は「MAL_OTORUN2」と「WORM_DOWNAD.AD」が活発 - トレンドマイクロ調べ

トレンドマイクロは、1週間に国内外で観測したウイルスに関する情報を取りまとめた。

国内の感染、発見報告数トップは、先週に引き続きUSBメモリなどで感染する「MAL_OTORUN2」。また同社が1月に感染被害の拡大を観測し、警告を発している「WORM_DOWNAD.AD」が2位だった。

「WORM_DOWNAD.AD」は、2008年10月にWindowsのServer機能に見つかった脆弱性を攻撃するもので、USBメモリ経由で感染したり、ブルートフォース攻撃を行うなど機能が追加された亜種などが登場している。

同社が取りまとめた国内外におけるウイルスの活動状況は以下のとおり。

国内のウイルス感染および発見報告数(2月16日から2月22日まで)

1位:MAL_OTORUN2
2位:WORM_DOWNAD.AD
3位:MAL_HIFRM
4位:MAL_OTORUN1
5位:BKDR_AGENT.ITS
6位:TROJ_VUNDO.ANL
7位:CRYP_NSANTI-9
8位:POSSIBLE_QQHOOK
9位:TROJ_AHIJ.B
9位:CRYP_XIN1
9位:HTML_IFRAME.HT

全世界のウイルス感染および発見報告数(2月19日から2月25日まで)

1位:MAL_OTORUN2
2位:MAL_OTORUN1
3位:POSSIBLE_VUNDO14
4位:TROJ_DLOAD.SF
5位:MAL_VUNDO11
6位:MAL_VUNDO-8
7位:MAL_VUNDO-6
8位:CRYP_TAP-6
9位:MAL_VUNDO-5
10位:MAL_VUNDO-4

(Security NEXT - 2009/02/27 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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