JNSA、「2008年上半期情報漏えいインシデント報告書」改訂版を公開
日本ネットワークセキュリティ協会は、「2008年上半期情報漏えいインシデント報告書」の改訂版を公表した。
同報告書は、同協会セキュリティ被害調査ワーキンググループが、2008年1月から6月までに新聞やインターネットメディアで報道された個人情報漏洩に関連した事件に関して調査、分析したもの。2008年12月に公表した速報版の一部を改訂し、「Ver.1.1」として公開した。件数や割合について修正が行われている。
調査によれば、もっとも多かった漏洩の原因は36.6%の「誤操作」。管理ミス(19.2%)、盗難(15.7%)、紛失や置き忘れ(14.5%)が続いている。不正な持ち出しは5位で4%、内部犯罪についても1.2%あった。
流出経路は、紙媒体が55.2%。USBメモリといったリムーバブルメディアが10.2%、ウェブやネット経由が10%と続いている。
日本ネットワークセキュリティ協会
http://www.jnsa.org/
(Security NEXT - 2009/02/25 )
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