新社会人の8割以上が情報セキュリティスキルに不安
トレンドマイクロは、新社会人と社会人を対象に「情報セキュリティ意識」に関するアンケートを実施し、その結果を公表した。
同アンケートは、2009年4月1日に就職予定の新社会人310人と、すでに就職している20才以上の正社員721人を対象に、2月9日から10日にかけて実施したもの。有効回答数は1031人。
同調査によると、社会人と新社会人いずれも7割以上が、自分が組織内でウイルス感染など情報セキュリティトラブルを引き起こす可能性があると思っていることがわかった。
その理由を見ると、社会人で最も多かったのは「十分な対策をしていてもトラブルを起こす可能性がある」で45.4%。一方、新社会人は「十分な対策をしているかわからないからトラブルを起こす可能性がある」が34.6%でトップだった。
実際に新社会人は、社会人に比べセキュリティに対する取り組みが甘いようだ。調査によればセキュリティ対策ソフトの定義ファイル更新について、気を配っていると回答した新社会人は57.1%。社会人より13.2ポイント低かった。OSのパッチ適用についても同様で、気を配っていると答えた新社会人は35.8%で、社会人より21.7ポイント下回った。
こうした意識の低さも影響したためか、新社会人は、情報セキュリティ意識やスキルに対する自信のなさについても露呈している。「社会人として通用する」との回答は13.9%と低く、「通用するかどうか不安(56.4%)」「通用しない(27.4%)」との回答が目立った。
しかし新社会人の96.5%が就職を機に情報セキュリティの意識とスキルを高めたいと回答しており、トレンドマイクロでは、新社会人の意欲が高いうちにセキュリティ教育を実施することが重要だと指摘している。
(Security NEXT - 2009/02/24 )
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