企業が考える情報資産管理のリスク、トップは「情報の漏洩」 - 民間調査
危険性が高いと企業が考えるリスクのトップは「情報の漏洩」であることがワンビシアーカイブズの調査でわかった。
同社が「企業の情報資産管理に関する実態調査2008」を取りまとめ判明したもの。同調査は、2008年8月に従業員20人以上の国内企業1万社を対象に、情報資産管理や保管に関する企業の実態、意識についてアンケートを実施したもの。回答数は1638社。
調査結果によれば、情報資産管理において最も危険性が高いと思うリスクについて尋ねたところ、「情報の漏洩」と回答した企業が全体の17.2%で最も多かったという。
次いで「原材料価格の高騰や供給不足」14.4%、「人材の不足・流出」13.6%と続く。また、7位に「情報記録の紛失」、8位に「社内のコンプライアンス違反」などが入っている。
重要書類やデータの情報管理については、84.9%の企業が「課題を抱えている」と回答。課題の内容としては「災害時に備えた情報の安全対策」が48.3%で最も多く、「書類とデータを一元管理する仕組み」35.8%、「情報漏洩対策」34.1%と続く。
情報資産管理に関する外部委託の状況を見ると、57.9%が何らかの外部委託を実施している。企業規模別では小規模企業ほど委託利用は少なく、1000人以上の大企業では75.0%が利用しているという結果になった。
(Security NEXT - 2009/02/25 )
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