IEの未解決脆弱性に注意、SQLインジェクション対策呼びかけ - MS
マイクロソフトは、「Internet Explorer」に未解決の脆弱性が見つかった問題で、脆弱性に対する攻撃がウェブサイトの改ざんにより行われる可能性があるとして、サイト管理者などへ対策を呼びかけている。
問題となっているのは、同社が11日にアドバイザリを公表したIEのデータバインディング処理に関する脆弱性。細工を施したウェブページや添付ファイルの閲覧した場合、PCが乗っ取られるおそれがある。
脆弱性を含むIEは、当初バージョン7のみとされていたが、マイクロソフトは情報を更新し、現在サポート中のソフトウェアはもちろん、次期バージョンのベータ版である「バージョン8 Beta 2」についても影響を受けることが判明している。
同社では、IE 7に対する攻撃を確認したほか、SQLインジェクション攻撃で攻撃コードが正規ウェブサイトなどへ埋め込まれる可能性があるとして、ウェブサイトの管理者に対して対策をあらためて呼びかけている。
また同社は、一時的な回避策を発表当時より複数公表しているが、あらたな対策についても随時公表していく方針で、16日にも「OLEDB32.dllのRow Position機能を無効にする」など緩和策を追加した。
マイクロソフト セキュリティ アドバイザリ (961051)
http://www.microsoft.com/japan/technet/security/advisory/961051.mspx
マイクロソフト
http://www.microsoft.com/japan/
(Security NEXT - 2008/12/17 )
ツイート
PR
関連記事
Ivanti製エンドポイント管理製品の脆弱性、悪用が判明
寄付プラグイン「GiveWP」にRCE脆弱性 - 最新版へ更新を
「Progress WhatsUp Gold」に複数の深刻な脆弱性 - 早急に更新を
WP向けeコマースプラグインにSQLiなど複数脆弱性
1週間で脆弱性7件を悪用リストに追加 - 米当局
「WordPress」向けLMS構築プラグインに複数のSQLi脆弱性
ネットワーク監視ツール「Progress WhatsUp Gold」に深刻な脆弱性
ファイル転送製品「FileCatalyst Workflow」に深刻な脆弱性
「Cisco UCM」や「Cisco ISE」に複数の脆弱性
ウェブアプリフレームワーク「Django」に脆弱性 - 「クリティカル」も