楽天の一部顧客情報が検索エンジンで閲覧可能に - 原因はブログなどによる公開
楽天の一部顧客情報が検索エンジンに登録され、インターネット経由で閲覧できる状態となっていたことがわかった。同社では、ユーザーがURLを外部へ公開したことが原因とし、不用意に公開しないよう呼びかけている。
外部から閲覧可能となったのは、同社が顧客へ個別にメールで案内したメルマガ登録情報画面を表示するページ。閲覧できた情報は氏名とメールアドレスが大半だが、一部では性別や生年月日、都道府県なども含まれるという。
同社では検索可能となった原因について、個別に送付したURLがブログやQ&Aサイトを通じて公開されたことから検索エンジンに登録され、閲覧可能となったとし、こうしたURLが外部へ公開されることは想定される使用方法を超えていたと説明している。
同社は問題のページがクロール対象とならないよう対策を実施するとともに、検索サイトに削除を依頼。利用者に対して個人情報が表示されるURLについては、外部へ公開しないようアナウンスを行った。
また一部サイトで1000件を超える個人情報が流出したとの憶測が出ていることに対して、検索結果は重複が含まれ、同社が1日現在で確認した件数は89件と否定。同社では対象となる顧客へ個別に連絡を取っている。
(Security NEXT - 2008/10/01 )
ツイート
PR
関連記事
DB管理ツール「pgAdmin4」に複数脆弱性 - 重要度「クリティカル」も
「Apache Causeway」に深刻な脆弱性 - アップデートで修正
病院職員が患者情報含む受付画面をSNS投稿 - 岩見沢市
土地家屋調査士試験の申請書を誤廃棄 - 保存期間の表示漏れで
学会掲載論文の図表に患者の個人情報 - 神奈川県立病院機構
eラーニングシステムで利用者情報が閲覧可能に - 学研Meds
サイトが改ざん被害、海外オンラインカジノへ誘導 - 拓大
介護サービス事業所変更届を第三者にメール誤送信 - 笠間市
ファイル転送サーバ「SolarWinds Serv-U」に脆弱性 - 「クリティカル」も複数
SonicWall製ファイアウォールにDoS脆弱性 - SSL VPN有効時に影響
