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パスワードを盗むスパイウェアが活発化 - マカフィーレポート

マカフィーは、8月のウイルス被害状況について取りまとめ、発表した。オートラン機能を悪用する「Generic!atr」が依然としてトップを占めている。

同レポートによれば、オートラン機能を悪用する「Generic!atr」が、報告数は7月より減少しているものの、感染企業数およびマシン数のいずれもトップだった。また、パスワードを盗み出す「Spy-Agent.bw」の報告も目立っており、就職サイトからデータを盗み出すものなど、多数の亜種が発見されたという。

オンラインゲームのユーザーを標的にしたウイルスも依然として多く、「PWS-Gamania.gen.a」および「PWS-Lineage」が、企業数とマシン数の両方でトップ10に入っている。

同社では、ウェブ経由の感染には引き続き注意が必要として、セキュリティパッチの適用や不審なメールに記載されたサイトへの警戒を怠らないよう注意を求めている。

同社が発表した検知マシン数のトップ10は以下のとおり。

ウイルス

1位:Generic!atr
2位:Generic Malware.a!zip
3位:Generic Downloader.bs
4位:PWS-Gamania.gen.a
5位:Downloader-UA
6位:PWS-Lineage
7位:Spy-Agent.bw
8位:Generic.dx
9位:New Malware.ix
10位:JS/Generic Exploit.i

不審なプログラム(PUP)

1位:Generic PUP.d
2位:Generic PUP.x
3位:Generic PUP.g
4位:Exploit-MIME.gen.c
5位:RemAdm-TightVNC
6位:Winfixer
7位:Adware-GAIN
8位:Generic PUP.e
9位:Adware-Baidu
10位:Adware-SaveNow

(Security NEXT - 2008/09/10 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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