Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

一太郎にゼロデイ攻撃 - マカフィーが22日にトロイの木馬を確認

ジャストシステムは、8月26日に「一太郎シリーズ」の脆弱性を公表したが、22日の時点でゼロデイ攻撃が発生していたことがわかった。

マカフィーが8月27日、今回見つかった脆弱性を攻撃するトロイの木馬「Exploit-TaroDrop.e」の情報を掲載、8月22日に発見していたことを明らかにしたもの。

問題の脆弱性は、一太郎シリーズにおける書式情報の処理に関するもので、ジャストシステムでは8月26日に脆弱性を公表、同日の時点で被害報告はなく、更新モジュールの準備を進めているとアナウンスしていた。

「Exploit-TaroDrop.e」は、「一太郎」の文書ファイルとして出回っており、誤って開くとバッファオーバーフローが発生して任意のコードが実行され、外部からのアクセスを可能とするバックドア「BackDoor-DRZ」がインストールされるという。マカフィーでは危険度を「低」に設定している。

(Security NEXT - 2008/08/27 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

サードパーティ製ソフトに起因する脆弱性7件を修正 - Atlassian
「MS Edge 124」がリリース、脆弱性17件を修正
「PAN-OS」脆弱性への攻撃、国内でも被害報告
「ClamAV」にクリティカルパッチ - サービス拒否の脆弱性など修正
「PAN-OS」のアップデートが公開 - 旧版にも順次提供予定
「PAN-OS」脆弱性、攻撃条件を修正 - 一部緩和策が「効果なし」に
「PAN-OS」脆弱性に対する攻撃が増加 - コマンドで悪用試行を確認可能
「PAN-OS」脆弱性の詳細や悪用コードが公開済み - 攻撃拡大のおそれ
WP向けメールマーケティングプラグインにSQLi脆弱性
HashiCorpのGo言語向けライブラリ「go-getter」に脆弱性