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改善作業のプログラムミスで東証システムに障害 - 一時取引停止に

東京証券取引所において、TOPXIX先物をはじめとする派生商品の売買がシステム障害により一時停止した。23日は通常通り取引を開始するという。

7月22日、取引開始前より派生商品の板情報表示に不具合が発生したもので、一時復旧したことから通常通り立ち会いを開始したが、再び板情報が配信できなくなったことから取引を停止した。後場は13時15分より注文の受け付けを行い、13時45分より取引が再開された。

東証によれば、今回発生した障害は、先週末に実施した板情報の配信システムについての改善作業に起因したもので、プログラムに問題があり、89銘柄以上登録できなくなったという。同取引所では問題部分を元の状態へ戻すことによって対応。23日以降も改善前の状態で運用し、通常通り取引を実施するとしている。

東京証券取引所
http://www.tse.or.jp/

(Security NEXT - 2008/07/22 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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