Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

「.hk」ドメインは2割、「.cn」「.info」は1割が危険 - マカフィー報告

マカフィーは、ドメインごとにウェブサイトの危険度を評価し、レポート「悪質なウェブサイトの世界地図 再考」として取りまとめた。

同レポートでは、ウェブサイトの評価サービス「McAfee SiteAdvisor」のデータベースに基づいて、世界265の国別ドメインやジェネリックドメインを持つサイトを評価。スパイウェア、ウイルス、スパム、過剰なポップアップ、ブラウザの脆弱性の利用したエクスプロイトのほか、危険なサイトへのリンク数などの観点から、各ドメインをランク付けした。

最も危険度が高かった国別ドメインは香港の「.hk」ドメイン。19.2%のサイトにセキュリティ上の脅威が含まれており、昨年の28位から1位へ一気に躍り出た。次いで11.8%の中国「.cn」。フィリピン「.ph」、ルーマニア「.ro」、ロシア「.ru」と続いた。

ジェネリックドメインで最も危険度が高かったのは「.info」で、11.8%が危険なサイトだった。また一般的に利用されることの多い「.com」は、5.3%で国別も含めた全体の9位。一方、最も安全な国別ドメインはフィンランド「.fl」で、危険なサイトの割合は0.05%。日本は0.13%でそれに続き2位だったという。

また同レポートによれば、サイトにアクセスしたことでスパイウェアやアドウェア、ウイルスなどの不正なプログラムがダウンロードされる可能性は、2007年から41.5%上昇。着信音やスクリーンセーバーなどを提供しているサイト中、不正プログラムが仕込まれたサイトは昨年の3.3%から4.7%に増加した。

(Security NEXT - 2008/06/12 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

先週注目された記事(2025年1月26日〜2025年2月1日)
2024年4Qのセキュ相談 - 「不正ログイン」が45%増
4Qの脆弱性届出は163件 - ウェブサイト関連が約2.6倍
2024年4Qのインシデントは約8%増 - 「FortiManager」脆弱性の侵害事例も
4Qの「JVN iPedia」登録は6894件 - 「NVD」公開遅延で減少
フィッシングURLが過去最多の約12万件 - 報告も23万件超に
11月のフィッシング攻撃は報告、URLともに過去2番目の規模
フィッシング報告が18万件超、過去最多 - URLも大幅増
9月のフィッシング報告、悪用URLが前月比4割減
危険な脆弱性タイプのランキング - CSRFやコード挿入が上昇