Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

フィッシング詐欺が増加傾向、ブランド悪用は過去最悪

フィッシング対策協議会は、3月に同協議会へ届けられた国内におけるフィッシング詐欺の状況を取りまとめ、公表した。

フィッシング情報の届け出は、2008年1月に大きく減少したものの、以降再び増加傾向となっており2月の11件から19件に増加した。またフィッシングメールについては、9件から20件と2倍以上となり、過去1年の平均を上回った。

フィッシングサイトについても15件と過去2番目に多い件数で、ブランドが悪用されたケースは、2007年3月と並ぶ8件で過去最悪となった。攻撃の対象となったのは、「ゆうちょ銀行」「イーバンク銀行」「Bank of America」「シティグループ」「PayPal」など金融業が5件。またユーザーアカウントの継続手続きを装った「Yahoo! JAPAN」などオークションが2件、残り1件はISPだった。

(Security NEXT - 2008/06/02 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

ウェブサーバが迷惑メール送信の踏み台に - タカラベルモント
メールサーバがフィッシングメールの踏み台に - 広済堂HD子会社
フィッシングURLが前月比約84%増 - 使い捨てURLを悪用
水道局を装う偽メールに注意 - 「未払料金ある」と誘導
健康器具メーカーのインスタアカが乗っ取り被害 - フィッシングで
警察庁、サイバー被害のオンライン通報窓口を設置 - 相談なども対応
NTTドコモ、スミッシング攻撃の踏み台端末に注意喚起 - 7月上旬から
「違法情報」の通報が約28.2%増 - 「犯罪実行者募集」は4000件超
フィッシング報告が前月比約35%減 - 悪用URLは約23%増
1年で不正サイトへのアクセス7億件をブロック - 前年から4割増