フィッシング詐欺が増加傾向、ブランド悪用は過去最悪
フィッシング対策協議会は、3月に同協議会へ届けられた国内におけるフィッシング詐欺の状況を取りまとめ、公表した。
フィッシング情報の届け出は、2008年1月に大きく減少したものの、以降再び増加傾向となっており2月の11件から19件に増加した。またフィッシングメールについては、9件から20件と2倍以上となり、過去1年の平均を上回った。
フィッシングサイトについても15件と過去2番目に多い件数で、ブランドが悪用されたケースは、2007年3月と並ぶ8件で過去最悪となった。攻撃の対象となったのは、「ゆうちょ銀行」「イーバンク銀行」「Bank of America」「シティグループ」「PayPal」など金融業が5件。またユーザーアカウントの継続手続きを装った「Yahoo! JAPAN」などオークションが2件、残り1件はISPだった。
(Security NEXT - 2008/06/02 )
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