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患者名簿の裏面で時刻表を作成し配布 - 労働者健康福祉機構

労働者健康福祉機構は、脊髄損傷の専門病院「総合せき損センター」において患者情報が印刷された名簿の裏面を不正に利用し、個人情報が流出したと発表した。

流出が確認されたのは指定保険受診患者一覧表で、患者31人の氏名、患者番号、生年月日、性別、保険者コード、入外区分などが記載されていた。同名簿の裏面を利用してバスの発着時刻表を作成し、4月2日から窓口を通じて希望者に配布していたという。

同センターでは5月10日に時刻表を回収し、記載されていた患者を訪問して直接謝罪した。情報の不正利用など二次被害の報告は確認されていない。今後は書類の裏面使用の禁止や、個人情報記載文書の適切な廃棄など、周知徹底するとしている。

(Security NEXT - 2008/05/16 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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