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保育士が緊急連絡表を私的持出 - 貸出本に挟み図書館へ返却

神奈川県二宮町は、町立保育園の保育士が、園児の緊急連絡表のコピーを不正に持ち出し、裏面をメモとして利用して外部に流出したことを明らかにした。

同町によれば、5月下旬に保育士が園児の緊急連絡表1枚を私的にコピーして自宅へ持ち帰ったが、不適切な取り扱いにより外部へ流出したもの。

8月20日に半裁した名簿の裏面をメモ用紙として利用。図書館で借りた本に挟み、そのまま返却してしまったという。同月22日に別の図書館利用者が本に挟まれている名簿に気づき、図書館の窓口に申し出たことで問題が判明した。

持ち出した緊急連絡表は1クラス分で、園児10人の氏名、住所、生年月日、保護者19人の氏名、連絡先、勤務先が記載されている。半裁された紙には、このうち園児4人分と保護者7人分が含まれていた。

同園では、関係する園児の家族へ個別に経緯を説明し、謝罪を行った。

(Security NEXT - 2024/09/19 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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