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月例パッチで公開済みJet DBの脆弱性へ対応 - マイクロソフト

マイクロソフトは、9日の予告通り4件の月例のセキュリティ更新プログラムを公開した。深刻度が「緊急」とされる脆弱性3件が含まれる。

今回対応した「Microsoft Jet 4.0 Database Engine」の脆弱性は、リモートでコードが実行されるおそれがあるもので、第三者によりPCを制御されるおそれがある。脆弱性は3月に明らかになり、同社ではアドバイザリを公開。ゼロデイ攻撃の可能性もあるとして注意を促していた。

また「Word」や「Office Publisher」の脆弱性についても、深刻度は同様に「緊急」。不正に改変されたファイルを表示した場合、リモートでコードを実行されるおそれがある。

一方、「Microsoft Malware Protection Engineの脆弱性」の深刻度は「警告」。セキュリティ更新プログラムでは非公開で報告された2件の脆弱性へ対応した。不正なファイルを同エンジンでスキャンした際にサービスが停止したり、再起動する問題を解決する。

マイクロソフトセキュリティ情報の事前通知 - 2008年5月
http://www.microsoft.com/japan/technet/security/bulletin/MS08-may.mspx

マイクロソフト
http://www.microsoft.com/japan/

(Security NEXT - 2008/05/14 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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