Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

今度はIPAの「なりすましメール」 - Adobe Readerの脆弱性を攻撃

情報処理推進機構(IPA)は、同機構を偽装した「なりすましメール」が 出回っているとして注意を呼びかけている。

問題のメールは、「セキュリティ調査報告」というタイトルで送信されているもので、送信元のメールアドレスも同機構を偽装。メールの本文には、同機構が公開している情報セキュリティに関する注意喚起や調査報告書などを記載しており、「調査報告書」という不正なPDFファイルが添付されている。

添付ファイルは、Adobe Readerの脆弱性を攻撃するウイルスで、誤って開くとパソコンに感染する可能性が高いという。今回と異なる手口の攻撃が発生することも予測され、同機構では今回のケースを含めて注意するよう呼びかけている。

(Security NEXT - 2008/04/16 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

「CrowdStrike」装う「フィッシング」や「偽修復ツール」に警戒を
ドメインやホスティングが停止すると不安煽るフィッシングに警戒を
「りそな銀行」かたるフィッシング攻撃の報告が増加
国税庁装うフィッシング攻撃の報告が増加 - 滞納で差押えなどと不安煽る
「イオンカード」装うフィッシング - 利用明細や取引制限など偽装
サポート詐欺被害で情報流出の可能性 - 高齢・障害・求職者雇用支援機構
「東京ガス」装うフィッシング - 「対応しないと供給停止」と不安煽る
水道局を装う偽メールに注意 - 「未払料金ある」と誘導
フィッシング攻撃で日本赤十字社のメアドになりすまし
JR西日本の会員サービスを装うフィッシング攻撃に注意